求める人材
執行役員 人事部長
渡辺 聡子
watanabe satoko
当行は2023年3月に創立80周年を迎えました。設立以来地域経済発展のため、お客さまと信頼関係を築き、地域のお客さまと共に成長してきたことは誇りです。当行のコーポレートシンボル「アルファバンク」には、「人とのきずなを大切に、無限の未来を切り拓いてゆきたい」、「常に皆さまにプラスアルファを提供し続ける銀行でありたい」という想いが込められています。それは、お客さまからの感謝の言葉を大きな喜びと感じる、当行行員の想いの象徴でもあります。一方、その想いを貫いて、90年、100年とその先へ向け持続的に成長していくためには、変化し続けていく必要もあります。少子高齢化による人口減少など先行き不透明な環境の中で、お客さまのニーズはますます多様化・高度化しています。顕在化した課題はもちろん、お客さまがまだ気付いていない潜在的なニーズや課題にもソリューションを提供し、これまで以上にお客さまの力になれる銀行となるために、当行は自らを変革する大きなチャレンジを進めています。
具体的なチャレンジの一つには、中長期的なDX戦略である「POLESTAR 計画」があります。この計画では、お客さまの利便性と安心安全を追求したデジタルチャネルを拡充するために、デジタル人材を育成し、当行全体のデジタルリテラシーを高度化することを目指しています。さらに、そのリテラシーをお客さまや地域のデジタル化支援として提供したり、また、行内の業務効率化や働き方への変革にも繋げていきたい考えです。
しかしながら、デジタル化がいかに進展しようとも、社会の課題を解決し未来を創造していく力の源泉は人材一人ひとりの力、そして人と人との繋がりです。当行には、積極的なチャレンジを応援する風土があります。様々なライフステージにある行員が、成長を続けることのできる環境こそが、企業としての成長を支える土台であると考えています。私自身も、これまで多くの上司・同僚に支えられながら成長してきた実感と感謝の気持ちがあります。地域のお客さまを支え続けられること、そしてお客さまからの信頼と感謝が自分の成長に繋がることが、当行で働く一番の魅力だと思っています。
学生の皆さんに期待することは大きく三つあります。一つめは「主体的に考え行動する力」です。いかに環境を整えても、それを活かして成長していくのは人材一人ひとりの意志であり、行動であるからです。二つめは「コミュニケーション力」です。お客さまとの会話を通じて課題を発見するために欠かせない力です。また、仕事はチームワークによって行われますので、上司や同僚と連携するためにも大切だと考えています。三つめは「共感力」です。相手の考えや想いに対して共感できる人、また同時に相手からの共感を得られる人です。そうした人は、お客さまや共に働く行員から多くのことを学び、周囲からの協力を得ることにも繋がると考えるからです。
変化の激しい時代に臆するのではなく、積極的に捉えて楽しんでいく強さが今、私たちには求められています。柔軟な発想で未来に挑戦しようとする、気概を持った人材に出会えることを楽しみにしています。