私のキャリアデザイン
~成長のロールモデル
大溝 千恵
Ohmizo Chie
個人営業部
1988年入行
幼稚園教諭を目指していたが、一度企業での経験も積んでみてはという家族のアドバイスもあり、就職活動を開始。経済や暮らしの基盤となっている金融に魅力を感じ、社会貢献できる仕事だと考えるようになった。面接の際に聞いた「どこよりも親身な銀行を目指している」という言葉が入行の決め手となったと語る。
個人営業部では主にFA(ファイナンシャルアドバイザー)や相続の専門チームを統括しています。営業店の担当者が、お客さまのライフスタイルに合わせて課題やニーズを導き出し、適切なご提案をするために、コミュニケーション能力やその課題に適した商材の提案力を備えられるよう、行員のスキルアップを軸とした取り組みを行っています。具体的には、預かり資産業務に関する研修の主催、勉強会の開催、支店に訪問し、同席やOJTを通じての指導・助言を行い、育成活動に注力しています。現在私は、担当部長としてその取りまとめ役を担っています。支店勤務当時と異なり、現在は対象がお客さまではなく支店行員。新しい世界に入ったような気持ちで新鮮です。当部のFAが指導している行員が着実に成長している姿を見た時や、相続チームの行員が、相続や資産承継でお客さまから感謝の言葉をいただいた時は自分のことのように嬉しいですね。
初めて管理職になる際に、外部の管理職研修に参加する機会がありました。研修では、マンツーマンで管理職の基礎から指導していただき、心構えも学ばせていただきました。当時はまだ女性の管理職は少ない時代。外部の方と接することにより、今までの環境とは異なる視点から見つめ直すこともでき、吸収することが多かったように思います。
当時の講師は、今でも私にとって良きメンター(助言者)となっております。
1988年 | 入行。松ヶ丘支店など、営業店を3店舗経験。窓口などの預金業務を担当。 |
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2000年 | 北習志野支店へ異動。預かり資産業務などを担当。2001年係長へ昇進。 |
2003年 | 稲毛支店へ異動。 |
2005年 | 支店長代理へ昇進。預金の検印業務を担当。その後、四街道支店へ異動。 |
2008年 | 本八幡支店へ異動。 |
2009年 | 次長へ昇進。佐倉山王出張所の所長へ。 |
2012年 | 支店長へ昇進。茂原緑ヶ丘支店へ異動。 |
2014年 | 誉田支店へ異動。 |
2016年 | 幕張本郷支店へ異動。 |
2017年 | 副部長へ昇進。 |
2018年 | 八千代緑が丘支店へ異動。 |
2019年 | 津田沼支店へ異動。 |
2020年 | 部長へ昇進。 |
2021年 | 現職。 |
リテール分野においては、金融資産のみならず不動産や自社株といったお客さまの資産全体を把握した上で、様々な商財・サービスの提案を行います。かなり秘匿性の高い個人情報に触れることになるので、信頼関係の構築は不可欠です。私が支店勤務だった頃、当時の支店長から、どうしても関係を構築できないお客さまを担当してもらえないかというミッションをいただきました。時間はかかりましたが、単にこちらの利益を追求するのではなく、お客さまの気持ちを第一に考え、話を聴くことに徹して潜在的なニーズを知ることに努めました。結果、お客さまに信頼していただき、その後長くお取引をいただいております。そのお客さまからは「色々な行員からセールスを受けたけど、あなたは全然セールスしなかったわね。ただ私の話を聞いてくれた。そこが良かったのよね」と今でも話されるほどです。その経験が私の成長のアクセルとなったように思います。
これまで仕事を通じて、上司や先輩、さらにはお客さまから多くのことを学んできました。まだまだ学ぶべきことは多いと、日々感じています。同時に、私が学んできたことを、若い世代の皆さんに伝えていくことも、私の責務であると考えています。知識やノウハウといったテクニカルな部分だけではなくて、当行が長い時間かけて培ってきた「信頼を基盤にお客さまの人生に深く寄り添う」という想いも、次の世代に変わらず伝えていきたいと思っています。銀行の仕事では、年齢も考え方も違う、色々な経験を積まれたお客さまに接します。そうした方々と接するには、本や映像で得る情報だけではなく、自分自身が実際にどれだけ体験してきたかが重要になります。それが「共感力」になると思っています。無駄な経験など、何もありません。これから入行する新しい仲間たちにも、自分の知らない新しいことに一歩足を進めてほしいと思っています。
※行員の所属部署は取材当時のものです。