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Posted on August, 2021

デキる投資家は知っている!
「ネット証券」の5つの魅力

コロナ禍による先行きの不透明感や、2019年に金融庁の報告書に記載されていた「老後2000万円不足問題」 もあり、将来や老後に備えて投資を検討する人が多くなりました。

投資をするには証券会社に口座を開設する必要がありますが、この記事では証券会社の中でも、さまざまなメリットを持っている「ネット証券」にスポットを当てて紹介します。ぜひ、証券会社選びの参考にしてみてください。

そもそも「ネット証券」とは?

ネット証券とは、ネット上の操作だけで出入金や取引を完結できる証券会社のことです。ひと昔前まで一般的だった実店舗の証券会社と異なり、ネット専業で営業をしているところが大きな特徴です。SBI証券や楽天証券、マネックス証券などが主要なネット証券です。

その中でもSBI証券はネット証券最速で600万口座を達成するなど、多くの投資家に支持されているようです。(同社ホームページより)。その理由として考えられるのは、手数料の安さや夜間取引サービスの充実度、外国株の取り扱い数など、サービスが業界最高水準であるからです。利益のチャンスが大きいIPO(新規上場)の取扱銘柄数も業界首位 なので、IPO投資を目的としている人にとっても優位性の高い証券会社です(2021年6月末現在、同社ホームページより)。

それでは、次章よりネット証券の魅力をひとつずつ解説していきましょう。

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ネット証券の魅力1:すべてが手軽

ネット証券の魅力として1つ目に挙げられるのは、何といってもすべてが手軽であることです。自宅にいながらにして口座開設から本格的な投資まですべてを完結することができ、窓口に赴いたり担当者に電話をしたりといったことは不要です。

コロナ禍では外出を自粛する「ステイホーム」が呼びかけられましたが、そういった状況下であってもネット証券であれば大きな影響を受けることなく投資が可能です。このメリットが注目され、コロナ禍にあった2020年4月から9月までの半年間を見るとネット証券の口座数が大幅に増加した ことも明らかになっています。

ネット証券の魅力2:取扱商品がとても豊富

ネット証券は総じて取扱商品数が多く、証券会社間での競い合いがあります。これは投資家からすればメリットで、株式の全銘柄を取り扱っていることはもちろん、その他にも投資信託や債券、先物、資源、CFDといったように、とにかくネット証券はラインナップが豊富です。

取扱商品が多いと投資家の選択肢も広くなるため、それだけ利益を上げるチャンスにも恵まれます。特に近年では個人投資家からの人気が高い米国の株式やETFの取扱についてもネット証券の充実度が目を引きます。

ネット証券の魅力3:取引コストが安い

実店舗を運営するコストがかからないネット証券は手数料の安さも大きなセールスポイントです。ネット証券同士でもコストの安さを競い合っているため、競争原理が働いていることも投資家にとっては恩恵を受けるところとなっています。

取引手数料は売買のたびにかかってくるため、頻繁に売買をする人ほどコストの差が大きくなります。その中でも、先述のSBI証券は全体的にサービスのレベルが高いことに加え、手数料も業界最安水準であるため、コストにシビアでありたい方は注目したいネット証券です。

さらにネット証券にはポイント投資といって、Tポイント や楽天ポイント などを使って投資ができるユニークなサービスもあります。ポイントだけで投資ができるので、お金を使うことなく投資デビューを果たすことも可能です。

ネット証券の魅力4:アプリや魅力的なサービスが続々と登場

ネット証券は、アプリや魅力的なサービスが目白押しです。以下のサービスはいずれもネット証券によく見られるものですが、SBI証券にはすべてのサービスがそろっています。

  • IPOの抽選確率の優遇制度がある
  • PTS(私設取引システム)により夜間取引ができる
  • 投資を行うことでポイントが貯まり、ポイントを投資にも使える
  • 単元未満株が購入できる

4つ目の単元未満株とは“ミニ株”と呼ばれるものです。株は通常、100株単位など最低売買単位が決まっていますが、ミニ株はそれよりも小さな単位で売買できるサービス のことです。少額投資が可能なので、投資初心者にも適しています。

ネット証券の魅力5:自分のペースで投資ができる

5つめはネット証券自体の企業努力とは関係ないのですが、実は意外に大きなメリットです。投資はすべて自分で考えて判断し、注文を出すのが基本です。店頭や電話による取引だと証券会社の担当からの「おすすめ情報」などが自らの投資判断に影響を与え、そういった情報がノイズになってしまう可能性があります。

ネット証券はパソコンやスマホの前に自分しかいない状況を簡単につくれるので、冷静に自分の考えを投資行動に反映することができます。自宅や自室など最も落ち着いて物事を考えられる環境で投資判断ができるだけでなく、スマホアプリを使えば外出先でも取引ができるなど機動力もあります。

このように自分のペースで投資ができることは成績にも直結しやすい重要なメリットであり、ネット証券ならではの特長です。

ネット証券の注意点

とてもメリットの多いネット証券ですが、その一方でデメリットともいえる注意点があります。コストや使い勝手などにおいてネット証券にデメリットは考えにくいのですが、良い意味でも悪い意味でもユーザー次第になるのがネット証券です。

そのほうが、煩わしさがなくて好ましいと感じる人にとっては、先ほど紹介したように自分のペースで投資ができるメリットにつながるのですが、対面や電話などで証券会社の担当者とコミュニケーションを取りながら投資をしたいと思う人にとっては、ネット証券は不向きかもしれません。

自分のペースで投資ができる一方で、情報収集をするのも投資判断をするのもすべて自分なので、自分だけで完結できる投資スタンスの人でなければネット証券をフル活用するのは難しいかもしれません。

まとめ:自身の投資スタイルに合った証券会社選びを

ネット証券が順調に口座数を伸ばしていることからもわかるように、今後さらに証券会社の主流となっていくことでしょう。そこには取引コストの安さやサービスの充実度といった明確な理由があります。

投資を始める目的の大半が資産を増やすことです。その目的のために必要な機能がネット証券にはしっかりとそろっています。

そして数あるネット証券の中でもやはり群を抜いているのが、SBI証券です。株式の夜間取引や米国株、IPO投資などをお考えの方にとってはSBI証券が選択肢のひとつになると思いますので、他社との比較をしながら証券会社選びの参考にしてください。

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著者:田中タスク

エンジニアやWeb制作などを経験した後にFXを出会い、それを契機に投資系ライターとしての活動を開始。自身もさまざまな投資を経験し、その経験をいかした執筆活動に強みをもつ。長期的な視野にたって資産運用の重要性を強く感じ、不動産投資を含む中長期的な投資の生きた情報を発信するための記事制作に取り組む。初心者向けの資産運用アドバイスにも注力、安心の老後を迎えるために必要なマネーリテラシー向上の必要性を発信中。


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