お金を増やしたい人必見！
お金持ちがしない
8つのNG習慣とは

NG習慣1：セールに飛びつく

セールや特売での買い物が、貯蓄につながる賢い行動だと考えている人は注意が必要です。セール品を買って節約しているように思えますが、実はこういう人は、「お得の罠」にはまりやすいのです。

「今だけ特別価格」や「3つで1,000円」などのセール品は、購買意欲をそそりますし、安く購入できたという満足感も得られます。しかし、その商品が本当は必要なものではなかったり、本当に欲しいものとは少し違っていたりすれば、どんなにお得な価格になっていても、結局は無駄なものを買ってお金を失うことにつながるのです。

お金持ちは、安いかどうかよりも「必要かどうか」に重きを置いています。目先のセール品や衝動的に欲しくなったものに飛びつくのではなく、買ったあとにどれだけ価値があるかを考えて判断するため、買ったあとに後悔するような買い物はほとんどしません。

お金を貯めるためには、「価格は高くても、長期的な価値があるものを見極める」、「似たようなものがセールになっていたとしても、本当に欲しいものを選ぶ」といった視点が必要なのです。

NG習慣2：見栄を張る

あなたは、見栄を張るためにお金を使っていませんか？

お金が貯まる人は、「自分の軸」がはっきりしています。自分が欲しいもの、自分がやりたいことが明確なので、そうでないものにはお金を使いません。一方で、見栄は「人からどう見えるか」という「他人の軸」です。「みんなが持っているから」とあまり好きではないブランド品を購入したり、ステイタスだけのために高い家賃を払ったりすることは、本当に必要な出費とはいえません。

お金持ちといわれる人は、必要だと思ったことにはきちんとお金を使います。高価なブランド品も、自分を高めるために必要だと思えば購入しますし、高い家賃の物件でも本当に価値があれば出費を惜しみません。何が必要なのかをよく考え、メリハリのあるお金の使い方をしているのです。

NG習慣3：財布を粗末にする

財布はいわば「お金の居場所」です。その財布を乱雑に扱ったり、お金以外のものでパンパンになっていたりすると、その人にとってのお金の価値が下がり、本来入ってくるべきお金が入ってこなくなるという考え方があります。

お金が貯まる人の財布は、とてもスッキリしています。お札は向きがきちんと揃えられ、いくら入っているのかが一目瞭然。クレジットカードやポイントカード類も、必要な枚数だけに絞り、整理されています。お財布が整理されていると、お金の流れを把握しやすく、無駄遣いを防ぐ効果があります。

また、財布をバッグなどに入れっぱなしにせず、外出から戻ったらていねいに拭いて神棚に置いておくという人もいるようです。これには、お金が居心地よく過ごせる場所を提供し、使ってもまた戻ってきてもらえるように、という験担ぎの意味はもちろん、お金に対する認識を改め、大事に使うように心がけるという意識付けの効果があります。

お金持ちには、財布にお金をかける人も少なくないとか。身の丈より少し高価な財布を身につけると、財布に見合う年収になるために努力できるといいます。気に入った財布を長く使い続けるのももちろん素敵ですが、たとえば3年に一度、汚れやほつれなどが目立つ前に新しい財布を購入して使用する習慣をつけるのもおすすめです。新しい財布をおろすときは、吉日とされる「一粒万倍日」を意識するのもよいですね。

NG習慣4：愚痴を言う

悪いところばかりを見てネガティブに嘆く傾向のある人はお金が貯まりにくいそうです。お金持ちは、失敗や不遇を嘆く前にまず行動し、物事を前向きに捉える努力をしています。その結果、失敗から大切なことを学んだり、新たなチャンスをつかんだりすることができるのです。「お金持ち」といわれる人も最初からお金持ちだったわけではなく、トライアンドエラーを繰り返した上に今があるのです。

適度に愚痴を言うことで、スッキリした気持ちでまた頑張れるのであればよいですが、愚痴や不平不満ばかりでなんでも人のせいにし、改善への努力をしない状態に陥っているのであれば、お金が貯まる状態からは遠ざかっているといえます。もし職場に不満があるのなら、キャリアアップのために勉強を始めてみたり、転職に向けた自己分析をしてみたりするのもよいでしょう。明るい未来や目標を描き、それに向かって前向きに生きている人ほど、運気やお金が舞い込みやすくなるといえるのです。

NG習慣5：新しいことを敬遠する

お金持ちになる人は、いつでも最新情報を気にかけ、ビジネスチャンスを逃しません。新しいものや新しいことを「よくわからないから」「自分には関係ない」と敬遠することは、入ってくるかもしれないお金を自ら追い払っていることになります。

経済状況は常に変動しています。近年の低金利では、銀行に貯蓄をするだけでは利子がほとんどつかず、逆に物価高騰によってお金の価値が目減りする可能性もあります。それを理解し、お金を貯める（資産形成する）ためにはどうするのが最適かを考えながら動いていないと、お金が貯まらないばかりか損をしてしまう可能性があるのです。

変化には苦労が伴うため、「今のままのほうが楽」と思ってしまうこともあるでしょう。しかし、「投資は難しそうだし、怖いからやめておこう」「ふるさと納税ってよくわからないし、めんどくさい」と諦めてしまうのはもったいないこと。経済状況をきちんと捉え、自分に合った投資の方法を調べて実践してみたり、新しい制度を積極的に活用したりといった、これまでより一歩進んだ行動をとることが必要です。

NG習慣6：お金をすべて貯蓄する

お金持ちについて、漠然と「お金をたくさん貯めている人」を思い浮かべることも少なくないと思います。しかし実は、お金を持っている人ほど貯蓄だけに頼らず、「お金を働かせる」ことを意識しています。

「お金を働かせる」とは、資産を運用して増やしていこうとする考え方のこと。資産運用や投資というと、かつてはごく一部の限られた人が行うことだというイメージがありましたが、最近では学生でもマネーリテラシーについて学んでいますし、少額から投資を始められる金融機関も増えてきました。いざというときのために貯蓄をしておくことはもちろん大切ですが、少しずつでも投資に回し、長期的な資産形成を考えることがお金持ちへの第一歩かもしれません。

ちなみに、お金持ちは「自分自身への投資」も欠かしません。仕事や金融の知識を積極的に学んでより稼げるように努力したり、人脈づくりにお金を使って将来的なビジネスチャンスに備えたり。さらに、最も大きな投資は「健康」への投資です。どんなにスキルが上がっても、健康を害して働けなくなっては困りますから、日頃から食事や生活習慣に気をつけ、適度な運動を心がけて、健康に生き生きと暮らせるよう自分への投資をしているのです。

NG習慣7：片づけをしない

お金持ちの財布がスッキリ整理されていたのと同じように、お金持ちの自宅もスッキリと整い、片付いている傾向にあります。そのため、片付いていない汚い家に住んでいる人は、お金が貯まりにくいといえそうです。

散らかっていて、どこに何があるかわからないような家では、失くしものが増えがちです。必要なものが見つからないと再度購入することになり、時間とお金が無駄になります。また、クローゼットが整理されていないとどんな服を持っているのか把握できず、結果的に同じような服ばかり買ってしまうという例や、冷蔵庫が汚くて食品ロスが増え、無駄な買い物が増えてしまうという例もあるようです。

自分が暮らす空間が汚いとストレスが溜まりますし、生活習慣も乱れがち。そうしたストレスから散財してしまい、また部屋が散らかってしまうという悪循環も……。溜め込みグセのある人は、一度、家の中のものと向き合い、「お金が貯まりやすい家」をめざしてみることをおすすめします。

NG習慣8：誘いを断れない

大事な友人や家族とのコミュニケーションや、仕事の人脈づくりは生きていくうえでも大切なことです。ただし、自分にとって必要がない、あまり行きたくないと思う誘いでも断れず、そのつど出費してしまうのなら、お金を貯めるのは難しいかもしれません。

ここでも大事なのは「自分の軸」です。どんな集まりになら参加したいか、どんな人たちと時間を過ごしたいかを明確にしないと、無為に時間とお金を浪費してしまいます。ある有名な野球選手は、どんなに誘われても自分が行きたくない場には行かず、自己研鑽の時間や自分が楽しめる場を優先するのだとか。

たとえば、人と話すのが大好きで、誘われたら絶対行きたいと思うならそれは必要な時間ですし、ほかにやりたいことがあるから今回は辞退しようと思うのも自由です。行くか行かないか、やるかやらないかを決めるのは自分ですから、自分の軸に照らし合わせて判断できるようになりましょう。

日々の心がけで、お金が貯まりやすい生活をめざそう

お金持ちが普段から意識している習慣は、決して特別なものではありません。必要なところにお金を使い、必要ないものには使わないというメリハリを意識すること、お金が循環しやすい生活を心がけることで、お金持ちに近づくことができるかもしれません。今日から少しずつ暮らしを見直し、お金（資産）を増やすための第一歩を踏み出しましょう。